[総論]マネをしよう!
私たちアマチュア演奏家にとって、自分の演奏のレベルを上げるためには、もちろんたくさん練習することも不可欠ですが、それ以上に“プロの演奏家のマネをする”ことが重要だと思います。
たとえば、サッカーの場合であれば、アマチュアレベルであればとても思いつかないような芸術的・創造的なブラジル選手のプレーを、皆マネしますよね。
ヴァイオリンの場合も同じです。演奏方法を考えるときに我々のレベルの範囲のみで考えると、どうしても幅の狭い、選択肢の少ないものになってしまいがちです。
この点、ウィーンフィルとかベルリンフィルなどのスタープレイヤー達の演奏を見ていると、ボーイング、フィンガリング、表現の仕方、「エッ?こんなところで全弓使うの?」とか「ここはこういう肘の使い方をするんだ」とか、我々の狭い演奏技術の幅を広げる上でとても参考になります。
もちろん、彼らと我々とでは技術的に雲泥の差がありますので、彼らの奏法が全て再現できるわけではありませんが、少なくともそれに向かって練習を積むことによって、自分の演奏技術が向上するだけでなく、表現の幅(選択肢)も広がり、センスが次第に磨かれていくのではないでしょうか。
ちなみに私の場合、大学オケでブラ2をやった時、VPOのコンマスのライナー・キュッヒルと、同じくVPOのエックハルト・ザイフェルトのマネをすることを、ひたすら考えていました。フィンガリングや運弓方法(とくにこの2人の運弓はすさまじいものがあります)はもちろん、どこで楽器を上げるとか、場合によっては立ち上がるとか、どんな顔をして弾くのか...etc、挙げたらきりが無いほど、とにかくマネをしましたよ♪(笑)
ちなみに、彼らのオススメ映像は、このDVDです。基本的にはクライバーなんですが、見方によっては“ザイフェルトのプロモーションビデオ”といって良いくらい、彼の超人的なボーイングが堪能できます。



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